今回は建築ヨモヤマ話「その土地どうなの?〜地盤編〜」
と題して、思いつくままに書いてみたいと思います。
3.11以来もっとも気になるところだと思いますが、
『この土地、地震に強いの?』
ということ。
よく言われるのは、昔田んぼや沼、窪地は土地が緩い、とか…。
土地名が水に関する漢字(サンズイがつくものや、久保・谷など)は地盤が緩い、とか…。
↑これはあながち迷信で片づけられないものですが、
今では町の名を改名しているところもあり、
「サンズイ付いてないから大丈夫」とか「サンズイ付いてるから危険」などという
判断は簡単にしない方がいいと思います。
次に、近所の電柱を見ること、もよく言われます。
電柱があちらこちらで傾いていたら、そのあたりは緩い…。
これもあながち迷信ではありません。
が、「電柱が傾いていないから大丈夫」という判断も危険です。
地震のリスク。
これは実は、各自治体(市役所や区役所)のホームページから調べることができます。
※ホームページでなくとも、直接役所に行けば資料があります。
災害ハザードマップなどで、
液状化、がけ崩れの危険性、過去の河川の氾濫エリア、
などが分かります。
また、避難エリアや給水所などの情報も同マップに掲載しているので、
見ておいて損はないと思います。
ちなみに、脱線しますが…
自治体のホームページは意外と面白いですよ!
計画されている鉄道や道路が分かったりするので、
将来、どこが便利になるエリアなのか予想できたり…。
地域の情報や昔話など掲載しているところもあり、
読み物として大変興味深いです♪
…話を元に戻しますと(笑)
土地探しの一環として、ハザードマップをチェックしてみると良いかもしれません。
災害のリスクを把握できますし、避けることもできると思います。
※ちなみに、建物の建築前には必ず土地の地盤調査(土地の硬さチェック)を行い、
もし地盤が緩ければ、建物が沈み込むのを防ぐための改良を施すことになっています。
ただ、それにより地震に強くなるわけではございませんのであしからず。。。
次回はもう一発「その土地どうなの?〜あこがれ編〜」を書いていきたいと思います。
マイホームの検討をしている方々に、少しでもお役にたてれば…と思って書いてますが、
ちょっと文章長いですよね…(笑)
失礼致しました☆
※このページの記事は、あくまでも個人的なアプローチです。
業界や会社、一般の常識をあまり考えず、しかし業界に携わっている一社員が
思いつくままに書いておりますので、
「このような考え方もあるんだ」程度のご参考にしていただけると幸いです。
ご自身の価値観やライフスタイルに合わせ、デメリットも踏まえた上で、ご納得のいく
より良いご選択をしていただければと思います。。。